営業主任藤林さんプロフィール

Q.藤林さんのプロフィールをお願いします。

A.営業の主任をしております藤林です。よろしくお願いいたします。全般的にプロトタイプ・モデリング・サーブ(旧社名:朝霞工房)の副工場長のような立場で営業も
  兼ねてやらせていただいています。技術的な経験につきましても実務を13年やらせていただいた後、営業に携わら
  せていただいています。ですので、だいたいの作業内容や品物の作り方は熟知しております。


Q.技術的な立場からも営業ができるということですね。今は営業を専門されているということですが、どういった
  営業をされているんですか?

A.今は特定のお客さんがあって、そこから仕事をいただいて来る営業をしております。納品から事務全般です。


Q.プロトタイプ・モデリング・サーブ(旧社名:朝霞工房)に入社されたきっかけは?

A.最初紹介があったのが、社長の武蔵野美術大学の後輩の方から、ちょっとおもしろい自動車をつくっているメーカーがあると
  いうことで紹介されまして、そのとき試作というのをはじめて目の当たりにしたんです。そのとき、これはちょっとおもしろ
  いかなと思ったんです。当時バイクに乗っていまして、とにかく、発売される車やバイクの部品なりを、自分の目の前で、何
  もないところから、ひとつの形にして、それをモーターショーやテストというような、いままで雑誌で一部しか見たことがな
  かったようなものを自分の手で作れるんですね。そこでこちらに勤めさせていただいたんです。

Q.技術のほうをご経験されて、現状営業されているわけですよね。藤林さんの強味っていうのは営業と技術両方ある
  っていうところですよね。技術のほうを知っていることですよね。

A.そういわれますと、照れますね(笑)。


Q.プロトタイプ・モデリング・サーブ(旧社名:朝霞工房)についてお客様にPRしたいのはどういうところですか? 

A.小回りがきく、臨機応変だということです。
  それから、FRPに関しましては、世の中世間一般が使うような方法ではなく独自の方法で使っていまして、客観的にみてもそ
  の技術が進歩し続けているんですね。注型の樹脂型でもそうなんですけどね、いろんな技術が用いられています。通常こんな
  材料はここに使わないだろうというところにも対応できる。FRPをあくまでも物作りの材質としてとらえたなかで造形物を作る
  という点がPRしたいところです。


Q.いままでで一番嬉しかったのはどんなことですか?

A.なによりも一番に嬉しいのは、自分達で作った物を、お客さんにひとこと、ありがとう、よかった、っていわれることですよね。


Q.モーターショーのほうでは今までどういった内容をされていましたか?例えば車種ですとか。

A.そうですね、今までで一番大きいのは、車をまるまる一台作って納品したワンボックス車のリムジンですね。
  これを一台、インテリアとエクステリアを仕立て上げたんです。他にはメーカーさんからの受注で、オートバイの部品など。カウリン
  グや車のスポイラーを部品単位でショーモデルという形で製作してきました。組み立て式の子供向けのバギーなどもあります。
  あとは、たくさんあって、記憶があやふやなところもあるので省略させていただきます。(笑)


Q.モーターショーとかオートサロンにモデルを出された回数、参加された数はどれくらいですか?

A.オートサロンについてはパーツとしても含めれば、3〜4回くらいです。モーターショーについては実際、モーターショー用だという
  ことでだされたものや、モーターショー用とはいわれないで作って実際にモーターショーに行ったら飾られていたという物もあるので、
  モーターショーに限っては少なくとも10回は超えていますね。


Q.出されたのは動く車ですか?

A.動く車もありますし、飾っておくだけの物もあります。ワーキングモデルとモックアップモデル、両方作っています。


Q.オリジナルの公道を走れる車というのは作れるんですか?

A.作れますね。先ほどもお話ししましたワンボックスのリムジンは公道を走れます。ナンバーをとったものが二台ありまして、
  走っています。


Q.それでは、カスタムカーを作成するのは可能ですか?

A.可能ですね。エコカーよりは金額のほうがかかることになるとおもいます。そうですね。ちょっと目玉がとびでる金額かもしれません。
  ものにもよりますけどね。道交法の問題はありますけれど。


Q.たとえばNSXの改造などはできますか?納期や金額はどれくらいですか?

A.たとえばNSXとかS2000とかのフロントバンパーを一個FRPなりカーボンにしてくださいといわれた場合、自分で絵を描いて、
  これをそのデザインに準じて作ってくださいといわれる場合と、デザインからおまかせしますっていういろんなパターンがあると思うんですね。
  デザインの部分を抜いたのであれば、それから、クレイモデル作ってFRPで反転するのであれば、一月から一月半くらいで、オリジナルの
  フロントバンパーがつくれます。


Q.カウルですけど、カウルって取り替えたりできるんですか?

A.できますね。保安上の問題もありますけれど、その辺を抜きにしたのであれば、現存あるカウルをベースにしてそこから切ったり削った
  りして、ひとつカウルがだめになっちゃうんですけどね、そこからそれを原型にして型をとって…という形ではできますね。